親知らずには随分と苦しめられた経験がありますが、当時はなんでこんなものが生えてくるのだろうとうらめしく思ったものです。 私の場合は痛くなるとすぐに親知らずを抜いてしまったのですが、親知らずと年齢にはいろいろなと関係があるようです。
子供が親元を離れてから親の知らない間に生えてくるため親知らずという説がありますが、歯茎から出始めるのは20歳前後とされています。
普通の永久歯は14~16歳で完全に生えそろいます。 ただし、親知らずは20歳前後にいきなり根元から生えてくるわけではないのです。
3~4歳くらいからあごの骨の中で形成され始めて、8~10歳くらいにはレントゲンに写るようになってくるのです。
もっとも、個人差がかなりあって30代や40代で生えてくる人もいれば、歯茎の中に一生埋まったままの人や元からない人もいるのです。
親知らずが痛くなる年齢は特に決まっていません。 通常は20歳前後に生えてきて、しばらく経過してから痛みだします。痛みの原因もいろいろとありますので、一概に年齢と関連付けることはできません。
もし親知らずが痛くてどうしようもないならば抜かなければなりません。 実際に私も親知らずは抜きましたが、年齢的にはいつが最適なのかという疑問があります。
そもそも親知らずというのは人間にとって必要のない歯なのです。 永久歯は生きていく上で必要ですが、親知らずはなくても困りません。もし抜くのであれば若いうちに抜くのがいいようです。 若いと骨はまだ硬くなっていませんし、出血も早く止まりやすいというのが大きな理由です。
逆に高齢の場合は抜歯がしにくかったり、高血圧などの疾患があると止血しにくいというリスクがあります。親知らずと年齢にはこのような関係があることを知っておいてください。