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親知らず(智歯)の抜歯

親知らずの抜歯に
かかわるリスク

親知らず

親知らずを抜歯することになった場合、さまざまなリスクを抱えることになります。まず手術。一番奥の歯を抜くことになるため、大規模な手術となることもあります。 斜めに傾いていたり、横倒しになっている場合はとくに抜きにくいので手術が大変になります。

かかりつけの歯科医の設備では行えないことも多く、大学病院など大規模なところで行わなければならないこともあります。また、親知らずの生え方によっては1回の手術では抜けないこともあります。 時間と負担が大きくなってしまうことも少なくありません。

リスクと期間

それから術後のリスク。とくに多いのが術後の腫れと痛みです。 抜いた後にはその部分に腫れが生じますが、その度合いや痛みには個人差があります。

あまり傷みを感じずに2日程度で収まることもあれば、激しい痛みと腫れが2週間くらい続くこともあります。 術後にしびれや麻痺が残ってしまう場合もあります。

これは親知らずが深く潜り込んで歯の神経近くにある場合に起こります。手術の際に歯の神経に触れてしまい、しびれや麻痺が残るのです。この状態も個人差があり、比較的短期間で治る場合もあれば、かなりの長期間続くこともあります。

そのほか、上の親知らずを抜いた際、上顎洞炎に感染してしまうこともあります。 このように、親知らずの治療にはいくつかのリスクが伴います。抜くリスクと抜かないリスクを天秤にかけた上で判断することになりますが、親知らずが虫歯になった際などには医師とよく相談した上で治療方法を判断することが重要になってくるでしょう。

親知らず抜歯の症例

現在の治療費と異なる場合がございます。最新の治療費は料金表をご確認ください。

症例 1

術前 術後
術後
年齢・性別 21歳・女性
主訴 3日前からズキズキと脈打つような痛みが続いていたため抜歯右上の親知らず抜きたい。
真っすぐ生えていたため10分くらいで抜けた。
治療内容 右上親知らず抜歯
治療費 保険診療で1,250円(2022年7月現在)
治療期間 10分
リスク・副作用 抜歯後2〜3日をピークに腫れ、痛み、口を開けにくい、
のどが痛い、発熱などの症状がしばらく続くことがあります。
上顎の親知らずは上顎洞(副鼻腔)に接しているため、
抜歯の際、上顎洞と口腔が交通することがあります。
そのため、血液、水、空気などが鼻にもれたり、上顎洞に炎症が起こることがあります。
治療方針 右上親知らず抜歯後は定期検診を行っていきます。
担当者所見 上の親知らずは抜歯しても腫れも痛みも少ないです。
親知らずについて