マウスピース矯正について
矯正をしていることが他人にはわかりづらい、見えない矯正歯科の方法の一つにマウスピース矯正があります。
マウスピース矯正とは、透明な着脱可能なマウスピースをすることで、歯列の移動を行う矯正方法です。
いくつかの段階において、使用するマウスピースを変えていくことで、歯列の移動を行います。
ブラケットやワイヤーを装着しませんので、外見上はほとんどわかりません。
取り外しが可能な矯正装置
食事や歯磨きの際には、マウスピースを外すことができます。1日に17~20時間ほど、マウスピースを装着します。
抜歯を伴う矯正では、歯の根の向きを揃えることがマウスピース矯正では難しいため、対応できる症例は限られています。
このようなケースでは、通常のブラケットやワイヤーを用いた矯正と組み合わせることで、目に見える形での矯正の期間を短縮することができます。
マウスピース矯正の種類
マウスピース矯正は、主に、インビザラインとクリアアライナー(アソアライナー)があります。
インビザライン
- アメリカのアラインテクノロジー社が開発しており、マウスピースの製作もアメリカで行われています。
- 初めに歯型をとり、アメリカに郵送します。歯型が3Dデータ化され、歯列の移動をコンピューター上で予測し、20~40個のマウスピースを一括して製作します。マウスピースの製作には、2カ月ほどかかります。
- 初めに一括して製作するため、歯の形を変えることができないので、かぶせ物を変えるなどの虫歯の治療には、制限があります。
クリアアライナー
(アソアライナー)
- 韓国で開発されています。マウスピースは日本国の技工所や院内で製作されます。
- 一回一回、歯型をとり、マウスピースを製作します。マウスピースは10日ほどで製作されます。
- ハードタイプとソフトタイプが製作されますので、無理な力が加わることなく歯列の移動を行うことができます。
- 虫歯の治療に対する制限はありません。