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一部の失った歯を補う
「部分入れ歯」

人間の歯は、乳歯から永久歯に生え変わります。
永久歯に生え変わった後、ひどい虫歯や歯周病になってしまうと、症状によっては歯を失う場合があります。
永久歯の時に歯を失うと、もう代わりとなる歯はありません。
このような場合には、部分入れ歯を使用します。
部分入れ歯は、失った歯の大きさに合わせて作ります。
失った歯の大きさに合わせて作らないと、元の場所に入りません。
その為、歯と歯の間にある隙間に大きさを合わせ、調整しながら仕上げます。
一般的に部分入れ歯は、引っかけて使うタイプが主流です。
部分入れ歯にはフックが付いているので、このフックを利用して支えとなる歯に引っかけます。
通常、引っかけるフックの部分は、銀色の金具なので少し目立ちます。
この金具が気になる人には、今は色々なタイプの部分入れ歯が利用できるようになっているので、歯科医院で相談すると良いでしょう。
部分入れ歯の種類
自費治療の部分入れ歯
アタッチメント入れ歯

アタッチメント入れ歯はクラスプ(留め金具)のないタイプです。 代わりにアタッチメント装置(磁性金属、ボール、ロケーター等)を付けた歯と、入れ歯とを連結します。 装着の違和感が少なく、安定感があり、強く噛めて、審美性が優れています。
コーヌステレスコープ入れ歯

残っている歯に金属冠をかぶせて、その上から入れ歯を装着するという入れ歯です。土台になる歯の内冠と、入れ歯の外冠を組み合わせ、はめ込みます。ドイツで開発され、高い精密技術によって作られ、審美性に優れています。
ノンスクラプデンチャー

ノンスクラプデンチャーは、笑ったときに入れ歯だと分からないのが最大のメリットで、審美性は高水準に優れています。部分入れ歯によく見られるクラスプ(留め金具)はありません。
入れ歯の素材は、スーパーポリアミドというナイロン樹脂です。
薄くて軽くて弾力があります。
ホワイトクラスプ入れ歯

ホワイトクラスプは、アセタル樹脂という白いプラスチックのクラスプ(留め具)です。 保険の金属クラスプは見た目が良くないため、それを目立たないようにしたものです。
部分入れ歯の料金表 (税込)
種類 |
金額 |
アタッチメント入れ歯 |
クラウン (メタルボンド132,000円/本)
+金属を使用した入れ歯代+アタッチメント
の数がかかります。 (110,000円✕本数) |
コーヌステレスコープ 入れ歯 |
275,000〜385,000円(/装置)(1歯あたり)
金属を使用した入れ歯 代550,000円+支えとなる
歯の本数により金額が異なります。 |
ノンスクラプデンチャー
※欠損の本数よってはお受けできない場合がございます。 |
例)1~4歯欠損:330,000円 |
本数 |
1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
1~4歯 |
1,400円 |
2,700円 |
4,000円 |
5~8歯 |
1,800円 |
3,500円 |
5,200円 |
9~11歯 |
2,100円 |
4,200円 |
6,200円 |
12~13歯 |
2,600円 |
5,100円 |
7,600円 |
部分入れ歯が合わないと
感じたら早めの調整を

また部分入れ歯は、歯の一部を補うものですが、合わないような時には早めに調整する必要があります。
例えば、入れ歯が当たるような感覚がして、痛みを伴うような場合には、我慢せずに早めに歯科医院へ行って診てもらうようにしましょう。
新しく作ったからと言って、そのまま無理に使い続ける人がいますが、不具合を感じた時には再度調整する必要もあると認識し、そのまま無理して使い続けないように注意しましょう。もし合わない入れ歯を無理に使い続けると、当たっている歯茎が炎症を起こしてしまう場合があります。
また引っかけている歯まで駄目にしてしまう可能性もあるので、このような事がないように不具合を放置せず、随時調整して行くように気を付けましょう。
使いながら欠けてしまった時は、自己判断をせずに早めに歯科医院へ持っていき、入れ歯を確認してもらう事が大切です。